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法人参入事例 参入事例紹介



このページでは農業参入された法人の事例をご紹介いたします。

参入市町村名 宮城県大崎市(旧松山町) 法人等名(業態名) 株式会社一ノ蔵(酒造業)
参入の手段 「醸華邑」(じょうかむら)構想・水田農業活性化特区
農業部門の概要
【栽培作物】 米、野菜
【経営規模】 7.2ha
【雇用者数】

3人

地域の概要
【地域の農業の特徴】
古川市を中心に1市6町が合併した大崎市の中心部及び旧松山町を含む東部一帯は「大崎耕土」と呼ばれ、「ササニシキ」や「ひとめぼれ」などの米どころとして有名であり、近年では大豆の生産でも大きなシェアを占めている。
【農業構造】
農家数9,861戸のうち主業農家は1,661戸。基幹的農業従事者数は7,810人で農家人口や販売農家数の減少が続いている。耕地利用率は91.7%。
 
農業参入の動機、きっかけなど 有機栽培に取り組む地元の優れた契約農家の米を原料にしたお酒が高い評価を受け、平成5年の大冷害時にもほとんど影響を受けなかったことに感銘。農業、米に強い関心をもち、社内に農業問題研究会を設置し、社内の有志と地元の農家が共同で酒米の試験栽培を開始した。その後、「松山町酒米研究会」が設立され、町、JA、普及所、当社で契約栽培を開始したとほぼ同時に、県内でNPO法人「環境保全米ネットワーク」が設立され、双方の活動に関わるうちに、社内で「米作りを独自にやってみよう」との声があがったのが参入のきっかけとなった。当初、農業生産法人の要件取得を考えたが、要件充足が困難なところから、特区により農業参入した。日本酒に使う酒米の一部を農薬や化学肥料をできるだけ使わない環境保全型農法にこだわり、生産の履歴がつかめる「顔の見える」安心安全な米を使ったお酒をお客様へ提供したいとの想いで取り組んでいる。
農業経営(農業事業)の内容 平成17年に1.2haで作付開始(特区承認は16年12月)。「一ノ蔵農社」が農業から加工・商品開発・地域振興までを担当している。経営規模は現在は7.2haに拡大。
農産物の販売状況 清酒の醸造用に全量利用している。
農業参入にあたって苦労したこと 当初は、きちんと農業をしてくれるのかと心配そうな顔で見られることが多かったが、従業員が畔の草取りなどに真剣に取り組む姿を見て、徐々に取組みが理解されるようになった。
現在の課題、問題点 4haの農地といえども分散しており、機械作業や移動時間の点で効率性の上で問題となっている。また減農薬の取組みは年1作ということを考えるとリスクが大きいが、研究会のメンバーとの取組みで、ノウハウを蓄積していきたい。
農業参入で良かったと思う点 原料の見える商品づくりを行ってきたことが、消費者側の理解促進につながってきている。
今後の展開方向、行政や関係機関に望むこと 地元においていろいろな形で信用力を増しており、これを背景に、地元との話し合いを進めながら、面的集積を図っていきたい。集積した場合、農産物の出口を引き受けられることを強みに、いい酒造りに活かしたい。具体的目標は当初予定した20ha。この達成に向けて取り組んでいくが、契約栽培70haの確保が今後の鍵。一ノ蔵が直接稲作りを行うことにより、それらのノウハウを蓄積する一方、農家の危険負担を回避し新しい挑戦ができる。
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