患者の声を医療現場に――医療コーディネーター

  医療コーディネーターという職業を聞いたことがあるだろうか。病院や治療の選択など医療に対する悩みや不安を解消し、今後の人生において患者の「意思決定」をサポートする仕事だ。患者や家族は、どのような時に医療コーディネーターを依頼するのだろうか。「もっと患者の声を医療現場に届けたい」と医療コーディネーターの立ち上げにかかわり、現在、その養成やサービス提供を行っている楽患ナース株式会社(東京足立区)取締役の岩本ゆりさんに話を聞いた。
  医療コーディネーターは、がんなど重い病気の患者向けのサービスだ。一般的な健康相談やメンタルヘルスの相談には対応していない。患者が自分らしく、納得のいく医療を選択することをサポートする。
  具体的には、(1)依頼者の悩みや不安を傾聴し、問題点を整理して今度の道筋を立てる(2)病院や医師選びのサポートをする(3)患者の病院へ同行し、患者が医師に言いづらいことなどを、関係を良好に保ちながら代弁する(4)治療後の生活の具体的なイメージを描くお手伝いをする(5)医療事故ではないかと不審に思った時のサポートなどを行っている。

(2008/08/15)


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