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農政の動き

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農業者年金 女性加入者の数値目標を初設定

 農業者年金は2002年、加入者が自ら納めた保険料を原資として積み立て、将来年金として受け取る仕組みに変えるなど、新制度として生まれ変わった。以降、農業者年金基金が定める中期計画に基づき、農業委員会・農協組織は制度の普及に注力をしてきた。
 新制度の加入者数は、2017年度末で累計12万人を突破。2017年度までの5カ年の第3期中期計画の目標達成には至らなかったが、戸別訪問や農業者への制度説明など、加入推進活動に尽力された関係者の一人一人に敬意を表したい。
 本年度からは新たに、今後5カ年を期限とする第4期中期計画と2020年度まで展開する「加入者累計13万人早期達成3カ年運動」がスタートした。前中期計画でも重点となっていた青年農業者の加入推進に加え、女性農業者の新規加入者の数値目標が初めて設定された。
 新たな中期計画では、今後5カ年で女性の基幹的農業従事者数に対する農業者年金の被保険者の割合を17%(現状8.8%)、20歳から39歳の青年農業者については、同被保険者割合を25%(前中期計画では20%)に設定。これを受け、3カ年運動では、女性の新規加入者は年間1300人、20〜39歳の青年農業者は2800人とし、全体を年間3800人と定めた。
 この新たな中期計画に基づく3カ年運動の推進について、農業者年金基金と全国農業協同組合中央会、全国農業会議所は先月16日に協議を実施。目標達成のため、各組織が互いに連携し、新たな目標の周知徹底を図ることを確認した。
 農業者年金は、担い手の老後を支える唯一の農業施策だ。新規就農者など次世代を担う若い農業者、地域農業の振興など重要な役割を担う女性農業者など“頑張る農業者”を支援するためにも、農業者年金制度の普及啓発活動をはじめとする加入推進活動に力を注ぎ続けよう。

 [2018-4-13]