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【列島最前線】ファン増加 希少な国産オリーブオイル 香川・多度津町 蒼のダイヤ

 瀬戸内海に面し、年間を通して温暖な気候に恵まれる香川県多度津町。農地の荒廃に悩まされていたかつてのブドウの名産地が今、耕作放棄地でオリーブを栽培し、ファンを増やしている。生産者と地元の農外企業が手を組んで6次産業化にも挑戦し、国内ではまだ希少な国産のオリーブオイル「蒼(あお)のダイヤ」を売り出し中だ。

 「刺し身に豆腐、卵かけご飯。何にかけてもおいしいですよ。意外にも和食によく合うんです」。オイルの加工・販売を担う(株)蒼のダイヤの社長、細川勝さん(67)は誇らしげに話す。フレッシュな香りと味わい、少しスパイシーな後味が蒼のダイヤの特徴だ。
 収穫後24時間以内に搾油する決まりで、搾油機の練り込み温度を27度以下に保つコールドプレス製法を採用。貯蔵タンクには窒素を詰めて酸化を防ぎ、瓶詰め後も20度以下で保管する。徹底した品質管理で作られたオイルは90グラム入り2400円(税抜き)と輸入品に比べると高めだが、国際コンクールで入賞するなど世界的にも評価は高い。
 県内の土産物屋や東京都内のアンテナショップなどで販売する。昨年は90グラム入り1万5千本相当を売り上げた。ふるさと納税の返礼品の他、今年からは大手百貨店のギフト商品にも仲間入り。町を代表する特産品に成長している。

写真説明=加工場前にて(細川さん=後列中央、秋山さん=後列右)

 [2018-11-23]