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FRONT LINE 注目集める「農協の飲めるごはん」 JA北大阪の非常用缶飲料がヒット

 JA北大阪が販売する非常用缶飲料「農協の飲めるごはん」が注目を集めている。近年、異常気象などによる自然災害が増加する中、昨年は6月の大阪府北部地震、7月の西日本豪雨、9月の北海道胆振東部地震などが相次いで起こった。防災意識の高まりもあり、同商品への問い合わせが全国から殺到。製品名のインパクトなども加わり、担当者の予想を超えた反響が生まれている。

 関西の人気ベッドタウン吹田市と摂津市を管内に持つJA北大阪。都市農業振興に取り組む同JAは、農業者の所得向上を目指した自己改革に取り組んでいる。
 しかし、管内の農地は限られており、経営面積の拡大による所得向上は厳しいことから、加工品製造で付加価値を生み出すことを模索。結果、管内で生産した米を使い、非常用缶飲料の製造・販売に取り組むことを2017年に決定した。
 製品は県外メーカーの協力を得て、2018年8月に商品化。1缶245グラムで5年間の長期保存が可能だ。原料は米、小豆、はとむぎなどが使われる。風味のラインアップは3種類で1番人気は梅・こんぶ風味。他には外国人を意識したシナモン風味、子供でも飲みやすいようにとココア風味も用意している。国がアレルギー表示の対象にする卵や小麦、そばなどの27品目は使用していない。
 同商品の販売を担当する管理部の北尾禎浩部長(46)は「非常時の糖分摂取はリラックス効果にもつながることから、3種類とも味付けは甘めとなっている」と説明する。

写真説明=風味のラインアップは3種類

 [2019-3-8]