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最先端スマート農業実演 全国から750人、作業性能を確認

 日本農業機械化協会は2月28日、埼玉県鴻巣市で「ロボット・ICT農機実演検討会」を開いた。農業機械メーカー各社がロボットトラクターなどの仕様を説明した後、圃場で実演。あいにくの雨だったが、全国から参加した農業者や農業試験場などの関係者約750人が、最先端スマート農業機械の作業性能などを確認した。
 無人で走行・作業するロボットトラクターを出展したのは井関農機(TJV655R)、ヤンマー(YT5113A)、クボタ(SL60A)。GNSS(衛星測位システム)を利用し、測位のずれをRTK基地局で誤差数センチまで補正するため、正確な作業ができる。いずれも、作業者が運転する有人トラクターと無人トラクターの2台協調作業を行える。
 三菱マヒンドラ(GA551)は、カメラ映像で直進・追従作業時のずれを補正する自動操舵(そうだ)システムを実演。GNSSを利用しないため低コストで、操舵アシスト装置は同社のトラクターに後付けできる。
 田植機も、井関(NP80D-Z)とヤンマー(YR8D)がGNSSによる直進アシスト機能を搭載した機種を出展。雨でマーカーが見えなかったが、問題なく田植えができていた。農研機構も、開発中の自動運転田植機を実演した。
 クボタは稲、麦の収穫を自動で行うアグリロボコンバイン(WRH1200A)を出展。食味と収量のセンサーも搭載し、圃場内の収量・食味の状態を地図に落として「見える化」できる。
 高齢化、人手不足の一方で規模拡大が進む中、農研機構と農機各社は中・小型から大型までを網羅したスマート農機の開発・販売に力を入れており、農業者の関心も高まっている。


写真上=2台協調作業をするロボットトラクター

写真中=自動コンバイン

写真下=作業者はハンドルに手を触れず、苗の補給などができる

 [2019-3-15]