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動き始めたスマート農業(3) ロボットトラクター 福島・南相馬市 紅梅夢ファーム

10年計画で500ヘクタール目標

 東日本大震災から8年。原発から20キロ圏内にあり、全住民が避難を強いられた福島県南相馬市の小高地区では、3年前の避難指示解除後も戻った農業者は高齢者を中心に1%ほど。多くが離農を希望しており、人材確保と作業効率化が課題だ。七つの集落営農組織が合併して誕生した(株)紅梅夢ファームは、ロボットトラクターの導入など、スマート農業を推進。積極的な規模拡大を計画しており、さらなる整備を進める。
 「これからはこういう時代。若い社員の技術の足りなさを補ってくれる」。佐藤良一社長(65)は、スマート化の理由をこう話す。
 小高地区では1990年代終盤から230ヘクタールの圃場整備が行われ、1ヘクタール以上の大区画が連なる。15の集落営農組織があったが、避難指示解除後に活動できたのは3組織で、農地だけを提供する4組織を含め、2017年1月に紅梅夢ファームが誕生した。30ヘクタールで水稲、大豆などの営農を再開。今年は50ヘクタールで、10年計画で500ヘクタールが目標だ。

写真説明=無人で代かき作業をするロボトラと入社2年目の社員

 [2019-4-12]