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鳥獣害対策

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【ストップ鳥獣害】(175) 「わなオーナー制度」試験的実施 神奈川・小田原市

 神奈川県小田原市では、昨年度「わなオーナー制度」を試験的に実施した。わなの設置費用などを負担した出資者(オーナー)にはわなの見回り同行などの体験で還元していく仕組み。
 市が2016年度から取り組み、地域課題解決の経済的な仕組み作りを目指す環境省のモデル事業「森里川海プロジェクト」の一環だ。慶應大学と連携し、昨年度までの2年間共同研究してきた。
 実証したのは同市石橋地区。海に面した丘陵地に約70世帯が居住し、ミカン類や湘南ゴールドなどさまざまな柑橘を栽培している。高齢化と耕作放棄地の増加に伴い、猪などの農作物被害が増えていた。
 猟期となる11月15日から2月15日までの3カ月間、くくりわな10個と箱わな1機を設置した。期間中には猪の捕獲はなかったが、ハクビシンやタヌキを捕獲した。
 オーナーになったのは31人。出資額は1カ月4千円だ。連続した2カ月目からは3千円で、期間中に12万7千円が集まった。支出は狩猟免許代やわな購入費、見回りに参加した際のレジャー保険代などで、差し引き5万3100円の利益も出た。

写真=見回りには10〜70代の幅広い年齢層が参加した

 [2019-6-7]