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新品種紹介 グレープフルーツ「さがんルビー」 国内初登録/耐寒性持つ

 佐賀大学農学部付属アグリ創生教育研究センターは、このほど独自育成したグレープフルーツ「さがんルビー」を国内で初めて品種登録した。果重は400グラムほどで、味も米国産に引けを取らない。
 2000年から同県鹿島市のカンキツ農家が試験栽培を始めており、市場での評価は高い。首都圏や関西のホテル、料亭などでは、1個400円で取引されている。
 グレープフルーツは寒さに弱く、これまで国内では栽培されてこなかった。さがんルビーは、同大学が米国から持ち込まれた果実の種を1989年から育成し、耐寒性を持たせるなど改良を重ねてきた。
 同大学では、鹿島市のほか唐津市でも栽培を広めたいとしている。唐津市はハウスミカン栽培が全国一だが、高齢化と近年の燃料費の高騰で離農する農家が増えているためだ。
 育種を進めてきた同大学農学部の駒井史訓准教授は、「国産と安全が強み。ブランドを確立し、離農後のハウスミカンに高接ぎをして栽培面積を拡大し、一大産地になれば」と話す。

写真上=外観

写真下=断面図。果重・味ともに米国産と同等(佐賀大学提供)

 [2013-6-7]