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農委活動の道しるべ(48) 日本の農地制度(3) 早稲田大学教授 楜澤 能生

耕作者主義とは何か(2)

 耕作者主義は、今日新たな意義を付与された。1999年に「食料・農業・農村基本法」が制定され、良質の食料の合理的価格による安定供給の確保ならびに農業の多面的機能の発揮の実現を目標に掲げた。
 農業は食料の生産だけでなく、国土・農村景観・自然環境の保全など多面的機能をもつ。農業が多面的機能を発揮するためには、農業の持続性が確保されねばならない。
 同法は、農村に定住する農業者家族、それを母体とする農業生産法人、集落営農を農業の担い手として位置付け、農業の自然循環機能による持続性が、このような主体による農業生産と生活の一体性、自然との関わりの全体性を通じて確保されるとした。

 [2017-4-21]