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農政解説

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食農耕論 今冬多発の高病原性鳥インフルエンザに学ぶ

京都産業大学教授 鳥インフルエンザ研究センター長 大槻 公一

 1996年に中国南部で出現したH5N1亜型高病原性鳥インフルエンザウイルスは、欧州、アフリカまで広がってしまい、現在でも猛威を振るっている。2014年1月以降、韓国、台湾、日本では、H5N1ウイルスが変異して出現したH5N8亜型高病原性鳥インフルエンザウイルス感染による大きな経済的損害を受けた。このウイルスは、欧州および北米大陸まで拡散して広く分布している。韓国と日本では、新たにH5N6亜型高病原性鳥インフルエンザウイルスが、2016年秋に渡り鳥により持ち込まれ、甚大な被害が生じた。特に、韓国では4千万羽に近い膨大な数の鶏やアヒルが被害を受け、被害は韓国のほぼ全土に及んでいる。

 [2017-6-16]