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農地利用最適化へ 遊休農地対策展示圃を駅近に 秋田・潟上市農業委員会

 潟上市農業委員会(佐藤肇会長)は7月に新体制に移行する。潟上市は農地集積率73.6%、遊休農地0%ということもあり、新体制では農地利用最適化推進委員は委嘱せず、農業委員20人の体制で業務を行う。
 潟上市は八郎潟の南側の3町が合併して誕生。以前から大豆のブロックローテーションなど、集団的な農地利用が進められてきた地域でもある。
 こうした背景もあるが、10年ほど前から市単独事業として「農業委員会遊休農地対策事業」に取り組み、遊休農地の発生防止に力を入れてきた成果もある。秋田市に隣接しており、非農家の市民が多いことから、農地の利用状況についての関心はあまりなかったが、農家だけでなく、市民全体で感心をもってもらいたいと、目につきやすいJR上二田駅と大久保駅の付近に遊休農地対策展示圃を設置し、普段から遊休農地対策の意識づけをしている。
 7〜8年前からは女性農業委員の発案で、展示圃を市内の保育園児に食育・農業体験の場として提供。今年は「食育月間」の6月14日に枝豆とサツマイモの苗を植えた。
 「最初は何か(遊休農地対策を)やらなければいけないという思いで始めた。その後、食育と連携して取り組むようになり、子供たちが食の大切さ、農地の大切さを感じてくれるようになり、その親も少しずつ意識を高めてくれている」と話す佐藤会長。「今後、農家の高齢化が進むと、必然的に耕作されない農地がでてくると思われるが、農家だけでなく市民から見えるところで展示圃のような取り組みをすることで、地域全体で遊休農地の発生を抑制する意識が高まるのではないか」と期待を示す。

写真上=佐藤会長

写真中=展示圃を園児の食育・農業体験の場として提供(中央が佐藤会長)

写真下=苗植えに参加した園児たち

 [2017-7-21]