どんな農業をしていますか?

会社所有のトラクター
平成18年に弘前市の「津軽・生命科学活用食料特区」を活用して、設備技研オサナイとして、農業に参入することになりました。個人名義で所有していた水田約6haを弘前市に賃貸し、弘前市から設備技研オサナイに賃借する方式でした。10年間の契約なので、もうすぐ期間が満了しますが、今後もこの特区の契約を継続する予定でいます。
現在、購入を通じて個人名義の所有農地も7~8haに拡大しています。設備技研オサナイで耕作している農地を合わせると10haになりますが、特区以外の農地については、作業委託という形をとっています。所有農地については、賃借料を固定資産税支払と相殺できる水準に設定にしています。それ以外の農地の地権者3人は知人で、料金は10a1俵の物納です。耕作している農地のうち6haは、本社周辺にまとまっていますが、区画は20a~30aで、畔を抜いて大きくしたところでも40a程度となります。
栽培方法は、農薬不使用と減農薬の2つに分かれます。飯米は両方ありますが、酒米は農薬不使用のみとなります。直売で売り切ってしまうので、青森県の特別栽培農産物の認証は取得していません。
飯米で作付している品種は、つがるロマン6ha、あきたこまち2haの2種類です。酒米は、華吹雪1haですが、面積を増やしてきています。残りの1haは山手で食味がよくない水田なので、直売するのが難しく、多収品種の「まっしぐら」を作付してJAに販売しています。減反はしておらず、とも補償に参加しています。
農業機械は、田植機、コンバイン、トラクター2台、乾燥機2台、精米機1台を所有し、順次更新しています。更新時に個人名義から会社名義に移行していますが、どちらにしても減価償却の負担が大きく、共同利用なども検討中です。