どこに販売していますか?

九鬼産業株式会社のごま製品
栽培したゴマは、九鬼産業のごま製品の原材料として使用されます。九鬼産業でのゴマの使用量は年間約25000トン。主に海外からの輸入原料を使用しており国産原料は年間10~20トン程しかありません。
九鬼産業で製造された商品は、卸売業者を通じて全国の小売店に販売されていきますが、国産原材料を使用した商品については、関東地方を中心とした高級スーパーや生協等のこだわりを持った小売りルートで販売されています。これらのルートで販売される国産原材料を使用した商品の需要は、現状の供給量を大きく上回っており、今後さらに国産ゴマの入荷量を増やしたいと考えています。
鹿児島県、長崎県、茨城県の産地から、ゴマを買い入れていますが、不作の年もあって、国産原材料の入手は厳しい状況です。地元三重県内での生産拡大を求めて、県庁の農林水産部と協力して、福祉事業所(障がい者施設)との連携(農福連携)による取組を開始しました。2014年は10aでしたが、2015年は6事業所が参加して1haとなりました。
2016年には、大規模農家(稲・大豆作)も参加し、自社の農地も含めると8haとなり、2017年は20ha、最終的には100haを達成することを目標としています。