取組の特徴や課題などを教えていただけますか?

大豆の圃場において。
今後は更に経営面積を広げていこうと考えています。始めた当初は、企業が農業に取り組むことに中々地域の理解が得られず、苦労しました。自分たちの作業ルートではないところで道路に泥が落ちていたことに苦情が出されたこともありました。しかし、地域あっての仕事なので、道路に泥を落とさないよう気をつけたり、地域の草刈りや祭などにも参加することで、徐々に溶け込んでいくことができました。今ではこちらから声をかけなくても農地を預けたいという話が寄せられるようになりました。預けてくれる方々の農地は、条件や場所にかかわらず可能な限り引き受けたいと考えており、農業委員会にも協力して貰っています。耕作放棄地や耕作放棄地になる直前の農地も多かったので、地力回復も考えなければなりません。10ha全てを大豆に使うのではなく、緑肥を栽培して、地力回復をしているところもあります。今後は反収を上げるための生産技術の向上なども進めていこうと考えております。
地域のために食育活動にも力を入れています。地域の小学校やお得意様と共に活動しています。農匠なごみは生産現場の見学を、丸美屋は工場見学を受け入れています。
今後農匠なごみは地域の方々と協力して今まで以上に国産大豆の生産、普及活動に取り組んでいきます。