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鳥獣害対策

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ストップ鳥獣害(102) 中型獣対策に長野式電気柵 長野県農業試験場

 長野県農業試験場は、中型獣による農産物被害が増えていることから、ポリエチレン製ネットと電気柵を組み合わせた「長野式電気柵」を開発し、普及を進めている。
 同県では鹿による被害が大きく、山際に広域的な防護柵を張り巡らせて集落への侵入を防止することで、大きな成果を上げてきた。総延長は長野県を2周する約1700キロ(2014年度)。野生鳥獣による農業被害額は2007年の10億円から2017年には6.4億円まで減少している。
 だが、中型獣による被害は増加。特にハクビシンは集落を囲む防護柵の内側に生息していることから、圃場を囲む必要があるが、ネットだけではよじ登られたりくぐられてしまう。通電線3段張りの電気柵は一定の効果があるが、下からくぐられることが多い。そこで同試験場が開発したのが、グラスファイバーの支柱に幅1メートル、網目サイズ16ミリの市販のポリエチレン製ネットと、2段の電気柵を一体的に張り巡らせる方法だ。

写真説明=概略図

 [2017-11-3]