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日本初のデュラム小麦品種「セトデュール」を育成しました

 スパゲティやマカロニなどのパスタは主にデュラム小麦のセモリナから作られています。デュラム小麦はパンやうどんの原料になる普通の小麦とは種類が異なる小麦で、種子が硬く、それを粗びきした粉(=セモリナ)が用いられています。
 国内で作られるパスタのほとんどは海外産のデュラム小麦から作られており、自給率は0%です。なぜなら、デュラム小麦は普通の小麦に比べ、収穫時期が遅く、雨が多いと発生しやすい赤かび病や穂発芽(穂についた種子が収穫前に発芽してしまう現象)に弱く、収穫時期が梅雨に当たる日本での栽培に向かないからです。一方、消費者や加工メーカーから国産デュラム小麦を使った商品を望む声がありました。

◎日本初のデュラム小麦品種「セトデュール」
 雨に弱いデュラム小麦ですが、日本の中でも温暖で収穫時期の降雨が比較的少ない瀬戸内地域なら栽培できるかもしれません。そこで、農研機構西日本農業研究センターはデュラム小麦の改良を進め、日本製粉(株)との共同研究により、日本初のデュラム小麦品種「セトデュール」を育成しました。

写真説明=セトデュール

 [2018-3-23]