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日EU・EPAの影響(上) 日本ワイン 品質・ブランド磨き、すみ分け 世界での高評価や表示ルールで追い風

 来年2月にも発効する可能性が高い欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)。影響が懸念されるワインとチーズの生産者の動向を2週に分けて紹介する。今号では、世界的にも評価が高まっている日本ワイン。ワインブドウの産地が続々と誕生する上昇気流の中、EU産ワインの流入増加が始まる。品質やブランドに磨きをかけ、海外産とのすみ分けを進める動きも出始めた。

 宮崎県五ヶ瀬町の五ヶ瀬ワイナリーは、ワインの原料に町内で生産したブドウのみを使う。主力商品は720ミリボトルで約1800円の白ワイン「ナイアガラ」。最近は1本3千円ほどのスパークリングワインも人気だ。
 同社は町役場と町内の酒造会社の協力のもと、2005年に設立された。地域の農家の協力も得て、町をワインの一大産地へと導いた。
 ブドウは自社栽培に加え、町内の農家35戸からなる五ヶ瀬町ブドウ生産組合から買い取る。組合長の真柴陽さん(66)は、約20年前にスモモやプラムからワインブドウに切り替えた。ブドウの生産は町内で初めての挑戦で、「慣れないうちは全部が苦労だった」と振り返る。

写真解説=地域とともに歩む五ヶ瀬ワイン(右から真柴さん、宮野さん)

 [2018-12-14]