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MY STYLE 持続可能な土地利用型目指す 山形・鶴岡市 小林範正さん

 山形県鶴岡市の中山間地域に位置する旧櫛引町の黒川地区。黒川まるいし農場の小林範正さん(44)は約29ヘクタールで水稲、ソバ、大豆などを経営している。米の販売方法にこだわり、栽培技術を向上することで中山間地域における持続可能な土地利用型農業の確立を目指している。

 「石の上にも三年」をモットーにする小林さん。依頼された農地は断らず、地道に土づくりと販売努力を続けることで規模拡大をしてきた。
 21歳の就農当時は8ヘクタールだった水田を父が管理し、自身は就農前に農業者大学校でも学んだ周年で利益のとれる花を栽培していた。
 転機となったのは29歳で2カ月間ブラジル研修に行ったこと。圧倒的な面積はもちろん、経営者と労働者がすみ分けられていることに衝撃を受け、米の販売戦略に興味を持つ。
 帰国後、日本青年会議所米穀部会に入り、販売を学んだ。他業界の会員も多く、培った人脈を生かし、卸店への販路を開拓する。
 35歳の頃には贈答用米を中心としたネットショップを開設し、直販も始めた。アマゾンや楽天などにも掲載し、注文が増加。
 販売単価が上がり、栽培面積は変わらないにもかかわらず、1千万円単位で売り上げが増えた年もあったという。

写真説明=範正さんと彩織さん

 [2018-12-14]