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農政解説

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なんでも聞いちゃえ アグリの話「軽減税率って何?」

 瑞穂 ねえ、おじさん。最近、お母さんが家計簿を開くたびに「来年10月から消費税率が上がるから家計が心配」ってぼやくんだよ。
 耕一 財布のひもを握る立場にはいろいろ苦労があるんだよ。それにしても今回の増税では軽減税率制度も始まるし、消費者はもちろん事業者にも幅広く波紋を呼んでいるみたいだね。
 瑞穂 軽減税率って近頃よく聞くけど、どういう制度なの?
 耕一 消費税率が10%に引き上げられても、食品や飲料では8%に据え置かれるんだ。ただし、外食や酒類には適用されないよ。
 瑞穂 どうして導入が必要なんだろう。
 耕一 消費税は所得や資産にかかわらず同じ税率がかかるだろ? 所得の低い層ほど家計に占める食費の割合が高いから、その分負担感も大きくなる。それを緩和する狙いなんだよ。
 瑞穂 確かに、家計が厳しいからって食費を切り詰め過ぎたら生活できなくなっちゃう。飲食料品が対象ってことは、農家の人たちにも深く関係しそうだね。
 耕一 その通り。取引先との請求書などのやり取りに大きく関わるから、まずは自分が扱う品目が軽減税率の対象になるのか知る必要がある。農産物の中にも適用されない品目があるから注意しないとね。
 瑞穂 えっ、そうなの?
 耕一 人の飲食用かどうかが大きな基準になるんだ。例えば家畜の餌にする飼料用米は適用外。種もみや苗木も適用されない。他にも、食肉は適用されるけど生きた家畜は適用外とかね。あと、日本酒などのお酒は10%だけど、原材料の酒米などは8%だよ。
 瑞穂 最近は見るだけじゃなくて食べられるお花もはやってるよね。それに、お菓子に入ってるカボチャの種なんかはどうなるの?
 耕一 花卉の場合、観賞用は10%、食用は8%。種子も製菓用など食べるために売られている場合は8%になるみたいだね。
 瑞穂 なんだかややこしいなぁ。

 [2018-12-21]