カテゴリータイトル

編集部の一推し

すべての記事を読む

冬本番 省エネを怠るな(1) 進む省エネ対策 セーフティーネット、断熱資材開発など

 施設園芸にとって、燃油価格が気になる季節だ。昨年9月に1リットル90円を突破した農業用A重油価格は、主要産油国の増産などから11月には下落に転化。気象庁が今冬は気温が上がりやすいエルニーニョ現象の発生割合が高いと予測していることもあり、施設園芸農家は胸をなでおろしている。だが農水省は、一時の状況で省エネ対策がおろそかになってはならないと警鐘。新たな断熱資材の開発も進む。

 農水省は2013年から「施設園芸セーフティーネット構築事業」を実施している。燃油使用量を3年間で15%以上削減する目標を立てて省エネや生産性向上に取り組む生産者に対し、A重油価格が発動基準価格を超えた場合に、生産者と国が1対1で積み立てた資金から上回った価格分を補填するもの。発動しなければ、生産者の掛け金は返還される。
 3戸以上での加入が要件だが、本年度から1戸(法人)でも常時従事者が5人以上いる場合は対象となった。省エネ機器の導入には産地パワーアップ事業などが使える。
 本年度の発動基準価格は1リットル97.2円。平年気温を下回った場合や燃油価格が高騰した場合の特例措置がある。加入しているのは加温施設面積の3割。今の状況では発動されない可能性が高いが、同省は「施設園芸農家にとって省エネは基本課題。うまく活用すれば効果的な対策ができる」と利用を呼びかける。

写真説明=3重カーテンやボイラーの点検、変温管理は省エネの基本

 [2019-1-18]