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T型集落点検 農村再生に光

 人口減少に高齢化、厳しさばかりが伝わる中山間地域の農村部。しかし、「本当にそうなのか」と、実態を見直す動きが広がっている。その調査手法として注目されているのが「T型集落点検」だ。現在集落に住む「世帯」ではなく、出て行った子供たちも含めた「家族」を構成員として新たに集落を捉え直すという考え方で、過疎地域の在り方に新たな光を当てている。
 T型集落点検は、主に農山村集落で、家から出た子供の住む場所や親との関わり方を明らかにする聞き取り調査。家系図のように両親を線で結び、その下に子、孫とTの字に書くため、その名がついた。集落に関係している人の実態を解明するのが狙いだ。
 調査結果は、住民手書きの集落の簡易地図上にまとめられる。この完成図を使って、住民で集落の在り方を話し合うのが肝心だ。熊本大学名誉教授でトクノスクール・農村研究所(福岡県岡垣町)の徳野貞雄理事長(69)が提唱。調査・指導してきた。

写真説明=T型集落点検の結果を持つ徳野理事長

 [2019-2-1]