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全国農業経営者研究大会 作目、地域超えて交流し発展の契機に

 全国農業会議所と全国農業経営者協会、全国認定農業者協議会は4〜5日に都内で第48回全国農業経営者研究大会を開く。「これからのブランディング・マーケティング戦略」がテーマだ。作目や地域を超えて、農業経営発展に役立つ具体的な要素を探ってほしい。
 農産物は「作れば売れる時代」から「良いものが選ばれる時代」へと移行して久しい。
地域間に加え産業間、さらに国家間で激しくなる販売競争を勝ち抜き、農業を安定的に維持・発展させるには、農業者が地域や他産業の人たちと連携し、自らの力で販路を拡大していくことが必要になりつつある。
 農産物の価値を見いだし、デザインをも活用してブランドの価値を高め「選ばれる商品」とする農産物のブランディング戦略。農産物のカテゴリーを明確にし、市場ニーズに適合した最適な販売手法を小売り・流通・サービスなど他業種と融合して作り上げるマーケティング戦略。これらを一体的に仕組むブランディング・マーケティング戦略は、農業者が6次産業化を進めたり輸出に挑戦する際の基礎となるものだ。利益最大化につなげる「必須ツール」と位置づけられる。
 すでに多くの地域で、他産業で経験を積んだ若者などが過去にとらわれない斬新・果敢な手法により目覚ましい成長を遂げる例もあるが、大部分の農業者にはまだ「新しいテーマ」だろう。
 今回の研究大会では「強いブランド」の条件やつくり方、インターネットを活用したマーケティングの実践手法をそれぞれ大学教授が講演するほか、消費者の視点から具体化し、経営を大きく飛躍させている2人の女性経営者が報告する。
 作目や地域を超えた「共通テーマ」として、農業経営者同士で意見交換し、深く交流することで農業経営の発展に役立てる契機としたい。

 [2019-2-1]