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ハウスミカンを高収量、省力化 「垣根仕立て栽培」技術を確立 大分県農林水産指導研究センター

 大分県農林水産指導研究センターは、ハウスミカン栽培で高収量と省力化を両立できる「垣根仕立て栽培」技術を確立した。慣行の「開心自然形」をベースに、3本の主枝を平面に広げ、連続させて垣根のように仕立てるもの。樹齢7年生で10アール当たり収量が10トン。枝づり作業や防除などの作業性も向上し、慣行に比べて4倍の収益を実現した。

 ハウスミカンは冬場の設定温度が22〜26度と高く、暖房経費が収益を圧迫する。生産者の高齢化も進んでおり、早期成園化と収量の向上が求められている。同センターでは2005年から、簡単で作りやすい栽培技術の確立に向け、垣根仕立て栽培の研究に取り組んできた。
 特徴は植栽密度の高さで、苗の本数は慣行の5倍の10アール当たり500本。2年生の苗を直線上に1メートル間隔で植え、畝ごとの幅(通路)は作業性を考慮して2メートルとする。
 支柱に50センチ間隔の高さでロープを張って簡易なフェンスを作り、枝を誘引する。2年目の春枝が伸長する前に、主枝候補となる3本を上向きに誘引することで、主枝は棚に沿って垣根状に一直線に並ぶ。

写真説明=着果時の様子(大分県農林水産研究指導センター提供)

 [2019-3-15]