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のうねん

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広げよう農年 現場を巡回する機会多い推進委員が普及 埼玉 川口市農業委員会

 埼玉県川口市農業委員会(松澤正久会長)は、農地利用最適化推進委員を農業者年金の加入推進部長に任命。農地の利用意向調査と併せて農業者年金を推進し、戸別訪問に取り組み、加入推進の成果を上げている。同市は、これまで3年連続農業者年金の加入実績がなかったが、2018年度は5人が加入した。
 加入推進に取り組むきっかけとなったのは、2017年7月の農業委員会新体制移行だ。新体制下では農業委員12人、推進委員2人が選出された。推進委員の担当エリアは農地が多い2地域を中心とした市内全域を設定。推進委員は実際に現場を巡回する機会が多いので農業者年金を普及する好機と捉えた。
 推進委員は県農業会議が主催する研修会などにも積極的に参加。農業者年金の制度や加入推進の方法を学び、農地の利用意向調査も兼ねて市内農業者の自宅をまわった。
 花卉を中心とした都市農業地域である同市では、個人ではなく法人の経営体が多く、加入要件の一つである「国民年金第1号被保険者」に当てはまらない農業者が多かった。このため、加入要件を満たす農業者を探すことに苦労したという。
 加入希望者がいれば手続きの不安を感じないように、農協窓口まで一緒に出向くなど丁寧な対応を心掛けている。また、加入推進に説得力を持たせるため、加入要件を満たす全ての農業委員・推進委員が加入を果たしている。
 委員の活動に応えるため、事務局も農業者年金に関するパンフレットやチラシを常に用意し、いつでも加入推進できるよう準備する。年2回発行する同市農業だよりでも農業者年金のPRを掲載している。
 農業委員会事務局の松本愛夢主事は「農業者年金は農業者にとって有利な制度。今後も継続して推進していきたい」と話す。

 [2019-5-17]