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目を見張る農水省の温室効果ガス削減対策

 驚いたというか、面白いというか、農林水産省地球温暖化対策本部が、目を見張るほどの温室効果ガス対策試算を敢然と打ち出した▼鳩山首相が世界に約束した温室効果ガスの削減目標は、2025年までに1990年比で25%だ。今回農水省はその3分の1の7.9%を農林水産分野で引き受けると名乗りを上げたのだ▼題して「農林水産分野における温室効果ガス排出削減・吸収効果等についての試算=中間整理」という。赤松農相を本部長にこの本部が発足したのが10月15日。1か月余でこれが出たのも驚きだ▼さて、その対策だが結構常識的なものが多い。例えばハウスの効率化・集魚灯のダイオード化、ボイラーの高効率化などの分野で630万トン、1.7%の削減▼間伐の推進・保安林の整備、緑肥の作付け拡大で4140万トン、3.2%の削減、住居の木造化(50%)で640万トン、0.5%などだ▼新しく目立ったものは火力発電に間伐材チップ240万トンの利用、バイオガスのエネルギー利用、農山漁村の太陽光パネル設置、小水力発電の促進で約3190万トン、2.5%の削減だ▼これにかかる費用について試算は約30兆円としている。ガス削減は国際約束だが、果たして国民は納得するのだろうか。

 [2009-12-18]