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新年、鳩山政権に願うもの

 国民の大きな期待を背負って生まれた鳩山政権。年末の2010年度予算編成と税制改正でひと山越えた。大借金財政の下、政権公約通りとならなかったのはやむを得まい▼米の戸別所得補償の導入の一方で、土地改良予算に大鉈(なた)をふるったのには驚いた。文字通り「コンクリートから人へ」だが、小沢流の参議院選挙(今年7月)対策とする見方も▼年明け以降も難問が待ちかまえている。外交面では、米軍普天間基地の移設問題をどう解決するかだ。沖縄返還に関(かか)わる日米「密約」問題も明らかにされつつある。今年は、日米安全保障条約の改定から50年の節目でもある▼米国は、軍事的にはアフガニスタンなどで泥沼状態に陥り、経済的には世界通貨ドルへの信頼が揺らぎつつある。一方、中国は米国に代わる覇権国となる勢いで経済力、政治力を増した。こうした時代変化と米中両大国の狭(はざ)間で、日本はどういう針路をとるのか問われる▼経済面では、やはり景気回復と地域経済の活性化だろう。子ども手当など家計への支援も大事だが、安心して働き安定的な収入が得られ、将来に希望が持てる、そうした経済政策を国民は願っている▼期待に応え安定政権に向け弾みをつけられるか、この1年が見どころだ。

 [2010-1-8]