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決定間近の新基本計画

 民主党政権になって初めての食料・農業・農村基本計画の改正だ。12日の企画部会に素案が示され、各委員からも厳しい意見が相次いだ▼気になったのが素案の最初の部分、委員の1人から「暗い」という意見が出た。これからの10年、日本農業が何を克服し、何を実現するかが鮮烈に伝わってこないのだ▼食料自給率50%の達成については、積極果敢との評価が高かったが、注文も多かった。(1)国民合意としてこれを実現する具体策(2)大豆、麦の倍増などに要する農地の確保(3)対応する農業構造いかん、などというものだ▼珍しく出席した赤松農相は“農地の減少を押し止めたい”と強い意気込みを示し、舟山政務官も“農業委員会とも協力したい”旨発言した。また自給率の達成に向け、生産・消費それぞれの具体策を講じていくとした▼問題の農業構造について、素案では「展望」が示されなかったが、多くの委員から(1)農業者の目標となっている(2)自給率引き上げの体制づくり(3)国の農政に関する責任の明確化、などの趣旨の発言があり、機会をみて示すとの答弁もあった▼基本計画決定は月末の閣議を予定。農業者の意欲を奮い立たせるよう、民主党の英知と覇気をもって素案の練り直しを求めたい。

 [2010-3-19]