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大地

 ▼収穫の秋、農業に関連したイベントが各地で盛んな時期である。地元では10月中旬のコスモス祭りを皮切りに、区民祭り、農業祭と毎月続く▼コスモス祭りの会場で、仲間たちと実施しているイモ掘り体験農園は3年目を迎えた。行事として定着した感がある。「毎年楽しみにしている」との声を聞くようになった。子どもたちにサツマイモがどう育つのか見て欲しい、農業を少しでも理解してもらいたいとの思いから始めた取り組みだ▼今年は、区内にある幼稚園とも契約した。昨年よりも栽培面積を増やし、苗を3500株植えたが、用意した苗では足りず、子ども連れの家族に、”完売”を告げるのは、とても心苦しかった▼子どもたちが自慢げに掘り取ったイモを親たちにかざす姿は微笑ましい。ボランティアで、5月から準備した苦労を吹き飛ばしてくれる光景だ▼同時に農業を理解してもらう難しさを感じる場面が何度もあった。正直、気がめ入った。サツマイモは、工業製品のように同じにならないこと、店の売り場と違うことを説明したのだが、不満をあらわにして感情的になる大人たちもいた。コミュニケーションの大切さを痛感した。

 [2008-11-7]