カテゴリータイトル

大地バックナンバー

すべての記事を読む

大地

 ▼FAO(世界食糧農業機関)が「食糧見通し」(Food・Outlook)を公表した。FAOのプレスリリースは、世界の穀物生産は高値で作付面積が大幅に拡大、さらに気候条件にも恵まれ、記録更新を予想させるほどの増産だと伝えた。これにより「短期的な消費を満たすことができるとともに、かなり枯渇している世界の在庫をある程度補充」できるだろうとした▼しかし、FAOはこれで安心できないという。穀物生産拡大の大部分は、価格が有利になった先進国で行われたこと、増産と金融危機で穀物価格は下落を増幅させ、来年に再び価格上昇を招きかねないと心配するのである▼FAOは金融危機とバイオ燃料が食料危機を増嵩していると厳しく指弾する。金融がらみの食料価格騰貴は、栄養不足人口を9億2,300万人に増加させたと指摘、バイオ燃料については、補助、税優遇、化石燃料との混合義務化、貿易規制などが途上国の消費・生産を圧迫しているとしている▼11月6日FAOのデュウフ事務局長はオバマ上院議員に09年前半での食料サミット開催を要請、ブッシュ悪夢からの早期脱却を強く訴えた。

 [2008-11-21]