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 ▼「農林水産省の信頼は完全に失墜した」「農林水産省は廃止されて然(しか)るべきとの審判が国民から下されたと、職員一人ひとりが自覚すべきである」。農水省改革チームがまとめた「農林水産省改革のための緊急提言」(11月27日公表)の最初の部分に出てくる言葉だ▼事故米発生以来、農水省に浴びせられた批判は、まさに厳しいものだった。これに対応して農水省は課長クラスによる改革チームを編成、今回の提言になった。長年、農水省と付き合ってきたが、驚天動地、これが農水省の文章かと、思わずたじろぐようなものになった▼農水省の抱える根本的な問題点は、’誠緇平Πの使命感、行動倫理の喪失∋なかれの調整型政策決定F貭イ蝓身内だけが大切ざ枋ゴ兇里覆ち反ケ娠牒ゾ旦謀判断の横行――などと指摘。「農水省を構成する要素すべての見直し」が必要と断じたのである▼実は25日、内閣府の「事故米穀の不正規流通問題に関する有識者会議」が、同じ趣旨の報告を行っている。根は深いのだ。旧食管制度廃止以来の米政策の迷走が、この自信喪失を生んだと思われてならない。もうひとつの背骨たる農地法の改正で、同じ轍を踏むことのないように願うばかりだ。

 [2008-12-12]