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のうねん便り〈7〉 農業者年金は今後も65歳支給開始

 加入推進部長や女性農業委員などを対象に、農業者年金制度の仕組みや戸別訪問に際してのポイントなどを説明する加入推進特別研修会が、今年度も全国各地で開かれています。
 その席上、参加者からよく質問されるのが、最近マスコミを賑わせている厚生年金の支給開始年齢の引き上げ報道に関してです。10月11日に開かれた社会保障審議会年金部会において、厚生年金の将来的な財政不安から、支給開始年齢を現行の65歳から段階的に68歳に引き上げる検討案が示されたことに対して、農業者年金も、同様に支給開始年齢を引き上げるのか、または、このことで農業者年金に何らかの影響が及ぶのかといった内容です。
 結論から言って、農業者年金の支給開始の基準年齢を65歳から引き上げることはありません。なぜなら、厚生年金が加入者の保険料によって受給者の年金給付を支える「賦課方式(世代間扶養)」であるのに対して、農業者年金は、自らが積み立てた保険料と運用益によって将来受け取る年金額が決まる「積立方式」を採用しています。このため、農業者年金は世代間格差の問題はなく、また平均余命の伸びが年金財政に影響を与えることがないためです。

 今年もあと1か月を残すだけになりました。今年は農業委員の統一改選により特別研修会の実施が遅れたのも影響したのか、4月から10月までの新規加入者は1664人で、低調だった昨年度を237人下回っています。新任農業委員さんのこれからの奮起に期待するとともに、まずは加入資格がありながら未加入の農業委員さんは、率先して自ら加入していただきますようお願いします。

 [2011-11-18]