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高齢者農業

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肥前杜氏人生に乾杯 「佐賀の地酒を支え32年!」――佐賀・唐津市の鶴田岩一さん

 佐賀県唐津市肥前町の鶴田岩一さん(76)は、中学校卒業後、農閑期には出稼ぎで酒造りに従事してきた。経験を重ね、肥前杜氏(とうじ)になって32年、70歳を超えた今も、健康に気遣いながら蔵人(くろうど)たちをまとめ、おいしい酒造りに精を出している。
 鶴田さんは19歳の時、同集落の先輩蔵人に誘われて、酒蔵に出稼ぎに出るようになり、農業のかたわら、冬期は蔵人、そして肥前杜氏として働いてきた。仕事は、手取り足取りの指導で覚え、修業を重ね、蔵人としての技術を身につけた。44歳の時、吟醸酒の製造技術を持つ杜氏を必要としていた基山町の合資会社基山商店に杜氏として招かれた。
 鶴田さんはその際、酒造りを続けるかどうか迷ったという。出稼ぎに出るようになってから、正月を家で過ごすこともなかった。しかし、先輩杜氏に「今まで培ってきた酒造りの技を生かさないでどうする!」と叱られ、「よし、やろう!」と決心、迷いは消えた。

 [2012-3-16]