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来たれ!新農業人 地域とふれあい生活を楽しむ――沖縄・国頭村 山本浩司さん(36)

 愛知県出身の山本浩司さん(36)は、2006年に沖縄県国頭村でマンゴー農家として就農した。就農して6年がたち、売り上げは年々上昇。この間に結婚、子どもにも恵まれ、地域に溶け込んで暮らしている。
 納得できる仕事がしたいと考えていた山本さんは、インターネットで見た沖縄のマンゴー農家に強く引かれた。それまで食べたことも見たこともなかったマンゴー。「理由は分かりませんが、一瞬で心が決まりました」と移住を決意した。
 農業法人で1年間研修し、マンゴー栽培を学んだ。農地の取得は、農業委員会へ相談に行った翌日、偶然にも好条件の農地が借り手を探していたことから、順調なスタートを切ることができた。
 マンゴー栽培は、苗を植えてから収穫まで数年かかる。収穫までの2年間は役場の臨時職員で生活費を稼いだ。仕事を世話してくれたのは、農業委員会事務局農地主事(当時)の宮城忠信さん(51)。「彼の気さくな人柄があってこそ。弟のような存在です」と目を細める。
 現在は、口コミで販売しているが、今後はインターネット販売も検討している。栽培面積の拡大よりも収穫量の安定と増量を目指し、妻の真紀子さん(30)と汗を流す。
 山本さんは「私は人の縁に恵まれてここまで来ることができた。農業をしたいという意思だけでなく、地域の付き合いも含めて楽しんで生活することが大切です」と就農希望者にエールを送る。

 [2012-4-20]