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新規就農

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3年で法人化し6次産業化も

 生まれ育った岐阜市で新規就農した辻朋宏さん(36)は、ビニールハウスでミニトマトの生産を始めて12年。学生時代からあこがれていた農業の世界で、加工・販売へと活躍の場を広げている。
 大学生のときに食べた高濃度のミニトマトに感動し、卒業後の就農を決意した。兼業農家だった父親から「農業は甘くない」と反対を受けるも、「もの作り」への情熱は消えなかった。
 自らも新規就農者で多くの人材を輩出している熊本県の(有)木之内農園で7か月間研修。「細かく観察し、詳細にメモを取りました」と話し、短期間ながら自信を深める経験となった。
 いざ、就農しようとしたときは農地探しが難航。岐阜県農業会議に協力してもらいながら、市内で借りられる農地を探したが、「地域の信用は簡単に得られませんでした」。就農地が決まるまでに6か月かかった。
 就農後は順調に経営を伸ばし、3年後に法人化。8割をJAの直売所に持ち込み、売り上げは安定した。積極的に地域に溶け込み、6次産業化へも乗り出す。自家製トマトのジュースやケチャップだけでなく、地域産の枝豆加工などを手がける。
 「農業は地域や顧客、土や気候など、あらゆるものに合わせる仕事です」と新規就農希望者へアドバイス。辻さんの次の目標は、農業を中心とした地域の活性化だ。

 [2012-5-11]