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女性農業者

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仕事と生活の調和 大切に――福田みどりさん(山口・周南市)

 山口県周南市の福田みどりさん(60)は夫の護さん(60)とともに有機・減農薬の観光果樹園「(有)福田フルーツパーク」を経営する。法人化に合わせ家族経営協定を締結。介護や結婚など、人生の節目ごとに内容を見直し、常に「仕事と生活の調和」を考えてきた。今年1月には長男の陽一さん(35)が会社の代表に。「今後は若い人を応援していきたい」とセミリタイアを口にするみどりさんだが、おいしさと安全を求めて来園する人々と接する日々に変わりはなさそうだ。

 園があるのは、周南市の市街から北に車で40分ほどの標高200メートルの山間。福田さんが始めた頃は8戸だった観光農園も今では13戸に増え、観光果樹団地「須金(すがね)フルーツランド」を形成。年間4万人が訪れる。
 福田さんの園の売りは、減農薬に加え、万田酵素やアルギット農法など有機質を駆使して作った二十世紀ナシやピオーネ、ブルーベリーなどの果物と、それらを原料にしたジャム、タルト、ソフトクリームなど数々の加工品だ。
 みどりさんは周南市農業委員になって5期目。やまぐち女性農業委員の会(池田静枝会長)の理事も務める。若い人たちの応援と夫の護さんと過ごすひとときが今の生きがいだ。

 [2012-5-18]