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放射性物質の除去へ 効果的な技術紹介 農研機構がプラウや重機開発

 農水省農林水産技術会議事務局は5月22日、放射性物質に関する研究成果を発表した。効果的な反転耕が可能となるプラウの開発や通常の重機では表土の削り取りが難しい畦畔(けいはん)やのり面、農道などで使う重機の開発などについて報告があった。
 (独)農研機構・中央農業総合研究センターなどが開発した「水田用二段耕プラウ」は、耕深が30センチの場合、通常のプラウより表土が埋没する深さが3センチほど深くなる。その効果は、不耕起の状態で、放射線量の低減率は74〜87%。改良したジョインター付きプラウで68%と精度の高さを強調した。
 また、(独)農研機構・生研センターは畦畔やのり面、農道などの除染技術を紹介。あぜ塗り機のカット爪(つめ)を改良し、排土装置を追加するなどして畦畔の表土削り取り機を開発した。作業効率は1時間に100平方メートルで、空間線量の低減率は80%だった。
 このほか、同事務局では2011年度の新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業の緊急対応研究課題など15項目(前述2項目を含む)の成果を紹介した。

 [2012-6-1]