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来たれ!新農業人 綿密な計画が成功の条件――北海道・別海町 大仲孝昌さん(36)

 徳島県出身の大仲孝昌さん(36)は、北海道別海町で酪農家になって7年目。農外・県外出身、就農への周囲の反対、3年間の研修期間を乗り越えて、家族とともに充実した日々を過ごす。
 学生結婚だった大仲さんは、大学卒業後、メーカーに勤務。仕事に追われる日々を過ごしていた。そんなときに新規就農の新聞記事を見た。「家族と一緒に仕事しているのがとても魅力的に映りました」と就農を決意する。
 就農相談会などで情報収集し、妻の美歩さん(35)の故郷である北海道を就農地に選んだ。年間を通じて出来る作目を探していたときに知ったのが、(有)別海町酪農研修牧場。夫婦で研修を受けられるのも大きな魅力だった。
 両親や親せきの反対を具体的な収益モデルで説得し、3年間の研修に入った。早朝4時過ぎから始まる研修では、基礎からみっちりと酪農を学んでいった。
 同町では、離農した農家から農地や施設一式を買い取って就農させている。大仲さんはリース事業を活用し、67ヘクタールの農地と搾乳舎、育成舎がそれぞれ1棟、2台のトラクターを引き継ぎ、初妊牛40頭を買い入れた。現在では、経産牛54頭、育成牛30頭にまで増やしている。年間500トンの乳量は、全量農協出荷だ。
 「自分で考えて行動できるのが農業経営の魅力」と話す大仲さん。綿密な経営計画を立てることが成功の必須条件だとアドバイスする。

 [2012-6-22]