レディGo!とは?
カテゴリータイトル

女性農業委員

すべての記事を読む

農業を理解し支える人を育てたい

 毎年6月は「食育月間」。農業分野は食だけでなく「農の教育」も担うことが期待されている。とくに女性農業者を中心とした、地道で熱意のある活動は近年、社会現象といえるほどの充実ぶりだ。遊休農地活用、植え付けと収穫体験、料理教室、郷土料理伝承などが「定番」だが、続けることでいっそう大きな教育効果を生んでいる。「将来農家にならなくても、農業を理解し支える人を育てたい」という女性農業委員の思いと活動を紹介する。

教育活動仕掛ける女性農業委員たち

 きょうと女性農業委員の会会長の乾清絵(いぬいきよえ)さん(64)の地元小学校での食育活動は、草ぼうぼうの学校の畑に心を痛め、校長に直談判したことから始まった。
 「9年前、農業委員になってすぐです。校長先生を訪ね『全国農業新聞を読んで農業に関心をもち、学校の畑を使うようにしてください』とお願いしたんです」
 その熱意が通じ、乾さんを講師役に畑がよみがえり、授業の中に農業体験がしっかり定着。校長や教員が異動しても続いている。
 「農業理解を進めるのは、農業者の役割だと思う」という乾さん。さらに、JA女性部長として立ち上げた市民ファームの活動を、小学校の食育の応援団にもしてしまった。
 市民ファームは市街地の奥さんたちの「菜園がほしい」というニーズに応え、遊休農地の活用、JA女性部会員増という“一石三鳥”を狙い、10年前にスタートした。15人ほどの会員が、小学校の授業では頼もしい指導員に変身する。応援団を強みに、畑に続き小学校に「料理教室もやりましょう」と働きかけもできた。
 「子どものころの体験は記憶に刻まれるもの。自分で作った野菜の味、畑の虫、土のにおいや手ざわり。農業を応援する人材を育てる大事な体験だと信じています」と、乾さんは笑顔だ。食と農の教育活動を「仕掛ける」のが農業委員の役割だと自覚し、府内に広げたいと話している。

 [2012-6-29]

 
カテゴリータイトル

来月の予定・編集部からのお知らせ

  • 記事はありません。
カテゴリータイトル

女性農業委員へのお知らせ

  • 記事はありません。

「お話畑」投稿フォーム

女性投稿コーナー「お話畑」では、農業・農村・食への意見などを募集しています。
テーマは女性として、農業者として、農業委員として日頃感じていることや課題と感じていること、食育活動や起業活動の紹介、農地問題、担い手不足の現状や就農支援など、なんでも結構です。
下記フォームよりご投稿下さい。

「とりあげて欲しいテーマ・記事への感想」フォーム

全国農業新聞でとりあげて欲しいテーマや記事への感想をお寄せください。