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女性農業者

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生・消つなぐ店にしたい 卵かけご飯の店 兵庫・加古川市の(株)オクノが開店 店長さんは野菜ソムリエ 秋田早苗さん

 兵庫県加古川(かこがわ)市で1万3千羽の採卵養鶏を営む(株)オクノ(奥野克哉代表取締役)が先月、同市内に卵かけご飯の店「加古川農家食堂」をオープンした。神戸、姫路両市に挟まれた東播磨地域の食材PRと地域活性化が狙いだ。その店長になったのが野菜ソムリエの秋田早苗さん(42)。非農家出身だが、地場の有機野菜などを使ったレストランを経営する叔父の影響を受け、安全・安心と地産地消に目覚めた。「生産者と消費者をつなぐ店として地域に貢献したい」と意気込む。
 一方、オクノの奥野代表(45)は地場の農産物をもっと食べてもらいたいと、同社に飼料米などを供給する7つの営農組合の仲間らと地産地消の拠点づくりを構想。約1年かけて開店にこぎ着けた。秋田さんとはご近所で、以前から家族ぐるみの付き合いをしていた。
 嫁いだ頃からオクノの養鶏事業を身近に感じるようになったという秋田さんは「エサに地元産の米を混ぜ、出た鶏糞(ふん)で土を良くして農産物を作る奥野さんたちの取り組みに共感しました」と話す。奥野さんからの店長就任要請にも最初は戸惑ったものの、快諾した。
 「山陽本線沿いの人口27万の都市ですが、最近はシャッター通りも見られます。地元食材のPRと併せ、まちに活気を取り戻したかった」と奥野さん。同社が卵などを納入している加古川廉売協同組合市場に近い空き店舗を借り、およそ100万円をかけて改装した。

 [2012-7-20]