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高齢者農業

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畑で日々全力投球 「アスパラ作りが面白い」 長野・豊丘村 池田達雄さん

 長野県下伊那郡(しもいなぐん)豊丘村(とよおかむら)の池田達雄さん(74)は、地元村役場を退職して10年以上が経過。アスパラガスと柿を栽培するかたわら、地域の農業振興にも積極的に参加する。「日々全力投球」をモットーに精力的な活動を続けている。
 米農家だった先代の経営を徐々に転換し、耕作面積を拡大。当初の15アールから、現在はアスパラガスを45アール、地域特産の市田(いちだ)柿を30アール栽培している。
 労働力は、妻の夏子さん(70)と2人。今後は規模拡大せず、奥さんと二人で続けていくという。
 池田さんは役場勤務のとき、農業委員会事務局や産業課(当時)で、「農業立村」に尽力してきた。当時は農村の変革期。基盤整備やライスセンターの建設など近代化を推し進めた。「まだ新しいものを取り入れることに懐疑的で、説得して回るのに苦労した」と懐かしそうに振り返る。
 今は、後輩たちの仕事を温かい目で見守っている。「耕作放棄地の拡大、後継者の不在など厳しい状況だが、新規就農を促進したりと村の状況を考えながらしっかり活動している」と目を細める。

 [2012-8-17]