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女性農業者

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出会い生かしレストラン200件と契約 石川県七尾市能登島 高 博子さん

 石川県七尾市能登島にある高農園の高博子(たか ひろこ)さん(42)は、20ヘクタールの農地を活用して年間200種類以上の野菜を栽培する脱サラ農家だ。県のエコ農家にも指定され、有機認証を取得。収穫した野菜は、地元の朝市やスーパーなどで直売していたが、現在はレストランへの直送がメーンとなっている。きめ細やかな対応が人との出会いを通じて評判を呼び、今では関東を中心に200軒ほどを顧客に持ち、注目を集めている。

 「私自身は鹿児島出身なんですよ」。福岡で広告営業をしていた博子さん。金沢出身の利充さんとは、同じく仕事先の福岡で出会い、それぞれサラリーマンを辞めて、能登島に来てから結婚。島で農業をしようと思ったのは、有機農法をしていた知人がいたことだった。「以前から“食”に興味があり、自分の食べ物を自分で作ってみたいと思っていたんです」と博子さん。はにかみながら当時を振り返る。
 2人が就農したのは2000年。そこからわずか2年目で県のエコ農家に指定され、3年目に有機認証を取得。これに貢献したのが、理系出身の利充さんだった。
 赤土の広がる能登島の土壌は元来から栄養分が豊富で、野菜の栽培に適していることで知られる。しかし、利充さんは土壌の成分を細かく分析。多品種の野菜を有機栽培していくには、常に栽培する野菜と土壌との関係が重要なためだ。安全でおいしい野菜は土作りを基本として進めていった。

写真:利充さんと博子さん。赤土の広がる自慢の圃場で

 [2012-10-19]