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女性農業者

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「人生を楽しむ農園」へ ブログ仲間を糧に感性豊かに活躍中 愛媛県西条市 山内郁美さん

 愛媛県西条市の山内郁美さん(28)は、両親が勤めのかたわらコツコツ拓いた体験農園「四季彩農園」を子どもの頃から手伝い、農業がすぐそばにあった。大学卒業と両親が専業農家になったことが重なり、ごく自然に就農。ブログ(インターネット上の日記)で得た幅広い人のつながりを糧に「農ある暮らし、人生を楽しむ農園」を目指し、感性豊かに活躍中。

 「ここの眺めが好きなんです。体験だけでなく自然の中でゆったりした時間を楽しんいただけたら」。郁美さんは穏やかに話す。
 ブドウ温室脇にある休憩所の高台から柿畑と町の向こうに海が霞んで見える。胸の中まで風が通るような心地よさだ。
 郁美さんの両親、雅明さん(56)と千賀子さん(56)は「楽しくて人が集まる農園で地域も元気にしたい」と16年前、柿畑2ヘクタールを購入。ブドウ、イチジク、イチゴなどの体験農園に整備していった。
 「中学の頃から手伝っていて虫や屋外の作業に抵抗がなかったし、両親の農業は魅力的だと思っていたのですんなり就農しました」と郁美さん。
 しかし本格的な農作業は厳しかった。ひたすら上を向いてのブドウの摘果は肩と首が痛み、その日の作業を終えると何もできなかった。夏の収穫シーズンは接客のため、心の張りを何とか維持して乗り切った。

 [2012-11-23]