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東日本大震災

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連載 復興と再生 被災地はいま(5) 岩手・山田町

ハウス・直売所新設し再建 認定農業者の仲間ら支援の輪
 岩手県山田町で花苗を生産する藤原長一さん(63)は、販売の半分以上を占めていた道路や公園花壇用の公共関係が、震災後3分の1に激減。町のリゾート施設「旅行村」に、町内の花農家と共同で出していた直売所も津波で流失した。
 藤原さんは「こういう状況では花は難しい」と昨年9月、長男の聖児さん(32)ら3人で任意組織の「グリーンハートやまだ」を組織。震災復旧事業で新たにハウスを建設し、トマト、キュウリなどの野菜栽培に乗り出した。
 だが、「被災地の道路や仮設住宅に花を植えて欲しい」と全国から支援があり、花苗を本格的に再開することを決意。高台の農地にハウスを建設して、直売所を併設した。客は半分以下に減ったが、新しい直売所の裏手の小高い山を開墾して花を植え、散策できる「公園」づくりも進めている。

 [2012-12-14]