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来たれ!新農業人 農業で生活 手応え深める 大分・豊後大野市 木本恭輔さん

 小学生時代から農業にあこがれを持っていた木本恭輔さん(43)は、2011年1月に大分県豊後大野市で就農した。副業はせずに、当初からピーマン作りに専念。初年度から580万円の現金収入を得る。「家族を養うための農業」へ、農外出身者の木本さんは手応えを深めている。
 「友達のお父さんが乗っていたトラクターが格好良くて」と子どもの頃の思い出を話す木本さん。しかし、サラリーマンの道へ進む。不況の影響で仕事を失ったことから、農業への興味が再燃した。妻、由香利さんの「やってみたら」の一言もあり、県立農業大学校で研修を開始した。
 同校では、半年間の基礎研修の後、1年間の実践研修を受ける。実践研修では、計画や段取りから販売までを本当の就農さながらに学んだ。木本さんは「ここで得た自信は大きい。就農のイメージも具体的になった」と振り返る。
 市の紹介で農地0.7ヘクタールを借りて、経営をスタート。自己資金100万円と借り入れた100万円、補助金200万円が元手だった。収支を考えて、ビニールハウスでピーマンとアスパラガスを栽培した。妻と母親の手伝いやピーマンが高値で売れたことで、初年度は予定額を超える現金収入を得る。だが翌年、収穫量は増えたものの、ピーマンの単価が下がり、収入も100万円以上減少した。
 それでも、木本さんは「農業で生活できている。今の方が家族を養っていると感じられる」と確かな感触に満足気な表情を浮かべる。

写真説明=手作りハウスの前で愛する家族と

 [2013-2-15]