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大地

 オドロキ、モモノキ、サンショノキだ。あの国土交通省が都市計画のなかに農地の存在を積極的に認めたいといいだしたのだ▼旧建設省以来、市街化区域内の農地は目の敵、これを潰すために精魂を傾けてきたのに、いま都市計画に農地が必要だというのだ▼始まりは、社会資本整備審議会の都市計画部会に置かれた「都市政策の基本的課題と方向検討小委員会」報告骨子案だ▼人口減少によって都市人口の密度が減少、高齢化が進行し、大都市の郊外部では空家・高齢化による過疎問題が発生、都市機能の全面的な見直しが必要となったとした▼そこで、農地について何をいうか、(1)「宅地需要の減少へという時代の変化と農業の再評価、都市住民の農への関心の高まり」があり、(2)「都市政策としても農地に対する利用のコントロールや、都市の機能としての農地の位置付け」を検討するとし、(3)具体的には、農業生産機能、農業体験、緑・自然とのふれあい、防災、ヒートアイランド対策の必要などをあげている▼5月には報告書になる。長年「都市に農地を」といい続けてきた者として、怨讐(おんしゅう)を乗り越えて、都計法改正の実現を願いたい。

 [2009-4-17]