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のうねん

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広げよう農年 政策支援に魅力感じ推進 条件に合う若い人を探す 大阪・東大阪市農業委員会

 「とにかく何度も話をするしかない」――と東大阪市農業委員会の加入推進部長・大西博さん(62)。大西さんは20代から30代前半の若い農業者4人を加入に導いた。現在も多数の人に声をかけて精力的に加入推進活動に取り組む。
 加入推進活動の最初の難関は「加入条件に合う人を探すこと」。大西さんはJAの直売所「フレッシュクラブ」に目をつけた。そこでは約120戸が出荷しており、出荷作業を行う若者に軒並み声をかけた。しかし、話をすると兼業農家だったり、法人の社員だったりと条件に合わない人がほとんど。それでも、条件に合う人を数人見つけることができたという。
 次の難関は「手続きが面倒」ということだ。せっかく条件に合い本人が乗り気になっても、書類をそろえたり農業委員会に出向いたりと手続きに手間がかかることから加入に尻込みする人もいる。その際は農業委員会事務局に力を借りた。事務局が戸別訪問や窓口でわかりやすく説明してくれたことで前に進んだ。
 大西さんが加入推進に力を入れたきっかけは農業者年金の制度を知って「こんなに農業者のためになる制度はない」と確信したからだ。特に政策支援に魅力を感じ、若い人を中心に声をかけている。しかし「加入推進はその人のためと思ってやっていても相手はそうは受けとらない」という。「もらえる年齢にならないとわからない」とした上で、大西さんは加入推進のコツを「信頼関係を築くことが大切」と話す。

 [2015-3-20]