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広げよう農年 粘り強く地道な声かけが大切 反応を活動記録ノートにメモ 岩手・一関市農業委員 佐藤 徹さん

 岩手県一関市農業委員会は、市内11班に分かれて農業者年金(農年)の加入推進を進めている。農業委員7年目の佐藤徹さん(66)の担当する班は5人体制。班の加入推進部長を務め、活動の音頭を取る。
 2014年度の班の年間加入推進目標を2人としていたところ、佐藤さんの働きかけで脱サラ就農した50代夫婦が2人そろって加入した。
 「サラリーマン時代の厚生年金に代わる年金として農年を勧めました。将来の年金受給事情が見えないことも不安に思い、加入を決めてくれたようです」
 家や経営の事情で途中で脱退することがあっても、加入期間中に掛けた分は将来年金としてきちんと受け取れる点や終身年金である点もPRすると、農年に関心を持ってくれる人は多いと話す佐藤さん。
 加入推進のポイントを尋ねると、「1、2回の声かけだけで加入を決める人はいません。粘り強く地道な声かけが大事です」との回答。実際に、先の50代夫婦にも3年前から声をかけ続けていた。
 毎年の加入推進にあたり、対象者の絞り込みには事務局が作成する対象者名簿を活用するという。名簿は集落事情に詳しい農業委員が提供する情報をベースに毎年更新される。
 同市委員会は農閑期の12月〜2月を加入推進強化月間に設定している。活動状況は各自、活動記録ノートに書き残す。
 特に声をかけた相手がどんな反応を示し、農年のどこに興味を持ったか、今後の見込みはあるかなどを詳細に記録することで次年度の活動に生かしていく。
 12月に入り、今年もまた強化月間が始まった。「今年の班の目標も2人です。目星を付けている人はいますよ」と佐藤さんの声に力が入る。

 [2015-12-11]