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大地 暗い気持ちにさせる農業構造動態調査結果

 「2009年農業構造動態調査結果の概要」を見て、暗い気持ちになっている。農水省の発表は、何とか気持ちを引き立てようとしてか「販売農家は引き続き減少する一方、1戸当たり経営面積は拡大」との見出しをつけたが、うれしくならない▼数字が並んで申し訳ない。全国の“農業経営体”、分かりやすく「農家」というが、これが175万戸と約5万戸(2.8%)減少。販売農家も約170万戸と、これも約5万戸(2.9%)少なくなった。減少の大部分は販売農家(面積30アール以上または年売り上げ50万円以上)がいなくなったためだと思いたくなる数字だ▼問題はそれでなくても数少ない主業農家(収入の50%以上が農業所得で、年間60日以上農業に従事する65歳未満の人がいる農家)が34万5千戸と2万戸(5.5%)も減少したことだ。2年もすれば1割も減少する数字だ▼それでも、残った販売農家や主業農家が、元気を出して売り上げを伸ばしてくれていればよいが、そうなってはいない。都府県で700万円以上売り上げた農家は前年に比べ主業農家で7千戸、販売農家で5千戸も落ち込んでしまったのだ▼低米価などのボディーブローの故ではないかと疑っている。

 [2009-7-17]