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大地 各党の農業政策を読んで

 いよいよ総選挙だ。先週号の本紙「各党の農業政策」、読んでいただいたろうか。設問に対する回答の字数が制限され、その中にすべてを盛り込もうとするから、総花的で焦点のない文章になり、残念ながら読むのに苦労した。だが、熟読して、いろいろ考えさせられた▼まず、各党の農業政策の基本に、そんなに差がないことだ。食料自給率目標はほぼ50%、実現する手法についても米粉、飼料米、飼料作物、麦、大豆の増産、そのための水田フル活用と、同じようなことをいっている▼与野党の違いの焦点のようにいわれている所得安定対策も、自民党が「すべての努力する農家の経営を支え」として、民主党の戸別所得補償制度との差が目立たなくなってきた▼結局、日本農業が直面している困難については、誰が、どの党がみても同じことなのだ。先進国に例をみない農業の後退、その力量の減退を克服しようという思いも方策も、そんなに差があるわけでもない。各党の本気さがどう伝わってくるかだろう▼この選挙で農政が国政の焦点に浮上し、各党の立派な提案があったのだから、この秋、救農国会を開催してはどうだろう。WTO・EPA対策、所得政策など。そこで各党の本気度を試したい。

 [2009-8-28]